賃貸への引越しが決まったら、とにかくまずはインターネットを利用して賃貸探しを行いましょう。
何と言いましても紙媒体では決して出来ない、絞って検索をすることの出来る機能がインターネットには付いているからです。

 

確かにインターネットでは数多くの物件情報が掲載されていますが、不動産屋によってはネット公開をしない物件も多く抱えています。
物件について問い合わせをしますとネットに掲載されていない掘り出し物件を見つけることの出来る場合もあります。
インターネットはリアルタイムで更新されていることから、賃貸の最新情報を知る最適な手段となります。
家賃相場を地域ごとにまとめられており、物件選びにはインターネットが非常に役立ちます。 まず最初に不動産屋に行ったら、自分の妥協することは出来ない最低限の条件を伝えましょう。
その後、ある程度の条件を元にして不動産屋の担当者と一緒にじっくりと探していくようにしてください。



インターネットで賃貸の情報収集ブログ:07 5 2020

「今日はお客様がみえるからお茶出ししてね。できる?」
ママから突然言われたのは、小学三年の秋。

お客様とは、ママのお兄さんの嫁。
私とは血のつながりはないが、
もの静かで上品な伯母が、私は大好きだった。
はりきって、お茶の入れ方出し方を教わった。

伯母が到着して座敷でごあいさつをすると、
おもむろにママが目くばせをした。

よし!と台所で、私は教わった通りに急須にお湯を入れ、
茶葉を蒸らしている間に、お盆に木の茶托をのせ、
あたためた湯のみをのせて、お茶を注いだ。

湯のみに八分目。
濃すぎず薄すぎず…自分としては完壁だった。

得意気にそっと、伯母の前に差し出したが
私は緊張して、茶托の上で少し湯のみがカタカタ鳴った。

「まあ、嬉しいわ!ありがとう、いただくわね」

にっこりして伯母が湯のみを手にした瞬間、
あ!と自分の顔がサーッと冷たくなるのを感じた。

注意して入れたつもりだったのに、
茶托にお茶がこぼれてしまっていたのだ。

あろうことか、
湯のみといっしょに茶托が持ち上がるのを見た瞬間、
思わず目をつむった私の頭の中に…

次にくるであろう光景がパパーッと、
早送りの走馬灯のように浮かび上がった。

…湯のみにくっついて持ち上った茶托は、
カチャーンと音をたてて落ちる。
困ったような伯母の顔。あわてるママ。
ふきんを手にするママの姿まで思い浮かび、
私はさらに強く目をつむった。
しかし…あれ?

私が恐る恐る目をあけてみると、
なんと茶托は、伯母の左手の上にあった。

落ちる寸前、伯母はすばやく茶托を受けとめていたのだ。

そして、普通に静かに、お茶を一口飲み、
「まあ、おいしい」
と、言ったのだった。

私は嬉しさと安堵と、
気はずかしさで何ともいえない心持ちだった。

フンガフフ